FUTURA-ISMS by Futura
フューチュラ(Futura)として知られるアメリカ人アーティスト、レナード・ヒルトン・マクガー(Leonard Hilton McGurr)の作品集。
アメリカの出版社「PRINCETON UNIVERSITY PRESS」が発行、コレクターであり出版者、編集者であるラリー・ウォルシュ(Larry Warsh)が編集を手がける「ISMs」シリーズの一冊。本シリーズは、刺激的で多彩な顔ぶれのビジュアル・アーティストやデザイナーたちの声を凝縮し、新しい世代の読者に向けて美しく仕立てられた引用集である。情熱的で、示唆に富み、ユーモアと機知を備え、ときに挑戦的でもあるこれらのコレクションは、ウォルシュの出版レーベル「No More Rulers」との協働により刊行され、現代文化や政治、人種から、創造性、人間性、そして世界におけるアートの役割に至るまで、さまざまなテーマについて力強い言葉を届けている。
作者は、まさに生ける伝説である。世界的に知られる画家、デザイナー、写真家であり、グラフィティ・アートとニューヨークの「サブウェイ・スクール(subway school)」の先駆者でもある。路上とキャンバスの両方で展開したラディカルな抽象表現によって、作者は、ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)、キース・ヘリング(Keith Haring)、ラメルジー(Rammellzee)、リー・キニョネス(Lee Quiñones)、ドンディ・ホワイト(Dondi White)らを含む重要な芸術運動の中心人物としての地位を確立した。本書は、この魅力的なアーティストの核心をつく言葉を集めた一冊である。40年にわたるインタビューやパネル・ディスカッションから集められた記憶に残る言葉の数々は、合法・非合法のアート、影響を受けたもの、仲間のアーティストたち、そして過去・現在・未来についての作者の考えを照らし出す。また、ニューヨークで育った日々、海軍での兵役、「ザ・クラッシュ(The Clash)」とのツアーなど、冒険に満ちた人生の色鮮やかな思い出を語り、そうした経験がいかに自らのアートを形づくってきたかを振り返っている。
「グラフィティは、私にとって存在するための手段だった。自分の名前を世界に知ってほしかった。何者かになりたかった。」
「グラフィティの本質とは……自らのアイデンティティをつくり出し、それを公共の場へと持ち出すことだ。」
「思えば私は、生涯ずっとノマドだったのだと思う。」
「地下鉄のなかでは、いつも自分の居場所にいるように感じていた。」
「人は『ルールの範囲内でやろう』と言う。私は言う。『いや、ルールを少し破ってみよう』と。」
Futura is a living legend—a world-renowned painter, designer, and photographer who was a pioneer of graffiti art and New York City’s “subway school.” His radical abstract work in the street and on canvas established him as a central figure in an important art movement that included Jean-Michel Basquiat, Keith Haring, Rammellzee, Lee Quiñones, and Dondi White. Futura-isms is a collection of essential quotations from this fascinating artist. Gathered from four decades of interviews and panel discussions, this memorable selection illuminates Futura’s thoughts on legal and illegal art, his influences, fellow artists, and the past, present, and future. He also offers colorful memories of his adventurous life—growing up in New York City, serving in the Navy, touring with The Clash—and reflects on how his experiences have shaped his art.
Select quotations from the book:
- “Graffiti was a way for me to exist. I wanted the world to know my name. I wanted to be somebody.”
- “The essence of what graffiti is … is creating this identity and taking it to the public.”
- “My whole life, I think, I’ve been a nomad.”
- “I was always at home in the subway system.”
- “People say, ‘Let’s play within the rules.’ I say, ‘No—let’s break the rules a little bit.’”