A LEAF-SHAPED ANIMAL DRAWS THE HAND by Daniel Steegmann Mangrané
リオデジャネイロを拠点に活動するスペイン人アーティスト、ダニエル・スティーグマン・マングラネ(Daniel Steegmann Mangrané)の作品集。作者は、幾何学的な形や抽象的なパターンを通じ、人間と自然の関係を探求し、自然界と人工世界を融合させ、生態系の複雑さを掘り下げている。本書は、2019年9月から2020年1月にかけてミラノの美術館「ピレリ・ハンガービコッカ(Pirelli HangarBicocca)」で開催された展覧会に伴い刊行された。本展は作者にとって、イタリアにおける初個展であり、最も包括的な展覧会である。ここでは、1998年以降に制作された20点以上の作品を様々な媒体で展示し、作者の芸術的実践を多角的に紹介している。
本書には、美術史家カイラ・M・カバニャス(Kaira M. Cabañas)やフローラ・カッツ(Flora Katz)による未発表のエッセイ、本展のキュレーターを務めたルチア・アスペジ(Lucia Aspesi)とフィアンメッタ・グリッチョーリ(Fiammetta Griccioli)によるテキスト、作者とアメリカ人キュレーターのローレン・コーネル(Lauren Cornell)による対談のリプリントを収録。また、1997年から今日までに制作された100点以上のインスタレーション、ドローイング、彫刻、写真、映像など全作品の目録が掲載されている。本書は、ヴィルールバンヌ現代美術研究所とバード大学キュラトリアル研究センターとの共同制作により刊行された。
Published on the occasion of Steegmann Mangrané’s first survey exhibition in Italy, the volume is the most complete monographic study on the artist and includes unpublished essays by Kaira M. Cabañas, Flora Katz a contribution by Lucia Aspesi and Fiammetta Griccioli, the curators of the exhibition, and the reprint of a conversation between the artist and Lauren Cornell. In addition, the publication presents the complete inventory of over a hundred installations, drawings, sculptures, photographs and films created by the artist from 1997 to the present day. The catalog is a co-production with Institut d’art contemporain, Villeurbanne and Center for Curatorial Studies, Bard College.