X: THE NOVEL by Tim Waggoner
アメリカ人作家であり、ホラー、ファンタジー、スリラー作品を主に著すティム・ワゴナー(Tim Waggoner)の作品集。映画『バイオハザード(原題:Resident Evil)』(2002年公開)、『キングスマン:ゴールデン・サークル(原題:Kingsman: The Golden Circle)』(2017年公開、日本での公開は2018年)のノベライズで知られる作者が、今作では2022年公開映画『X エックス(原題:X)』を手がける。
X-tasy(エクス-タシー)の声が、助けを求める悲鳴に変わる...!
時は1979年、主人公のマキシーン(Maxine)ら若き映画制作チーム6人は、自主制作のポルノ映画を撮るために、テキサス州の片田舎にある田舎の農場へと赴いた。しかし宿泊場所を貸した老夫婦パール(Pearl)とハワード(Howard)によって、彼らは命がけの戦いに身を投じることになるのである...。
アメリカの「ホラー作家協会(Horror Writers Association / HWA)」が毎年主催する「ブラム・ストーカー賞(Bram Stoker Award)」受賞作家である作者が著したこのスリリングなノベライズ作品は、ポケットサイズの並製本で作られ、愛すべき絶叫クイーンであるマキシーンとパールを新たなメディアへと落とし込む。ロレイン(Lorraine)、ボビー・リン(Bobby-Lynne)、ジャクソン(Jackson)、ウェイン(Wayne)、RJ、ハワードに降りかかった悲劇を、監督、脚本、ディレクターを務めるタイ・ウェスト(Ti West)によるオリジナルのシナリオから新たに細部まで描き起こされた陰惨な文章で再び体感できる一冊。
劇中のラストでデントラー保安官が言うように、「クソッタレなホラー映画」だ。
なお、映画としては三部作構成となっており、他に『Pearl パール(Pearl)』(2022年公開、日本での公開は2023年)、『マキシーン(MaXXXine)』(2024年公開、日本での公開は2025年)が制作されている。
カバーはグラフィック・デザイナーのマット・ライアン・トービン(Matt Ryan Tobin)が手がける。
When screams of X-tasy turn into cries for help!
In 1979, a group of young filmmakers set out to make an adult film in rural Texas. But when their reclusive, elderly hosts catch them in the act, the cast find themselves fighting for their lives…
Written by four-time Bram Stoker Award-winning writer Tim Waggoner, this thrilling novelization is printed in throwback pocket-sized paperback format, bringing beloved scream queens Pearl and Maxine to a new medium. Relive the tragedy that befell Lorraine, Bobby-Lynne, Jackson, Wayne, RJ, and Howard with grisly new details drawn from West’s original screenplay.
As Sherrif Dentler would say: it’s one goddamn fucked up horror story.