ARTICLES — REVIEW
REVIEW:ASTRES NOIRS by Robert Dunn(Writer / Photographer / Professor)
Text:Robert Dunn(Writer / Photographer / Professor)
Translation:Yuka Katagiri
テキスト:ロバート・ダン(ライター / 写真家 / 教師)
翻訳:片桐由賀
今日のモノクロ写真にできることはなんだろう。もちろんいまでもフォトグラファーはフィルムを使って撮影し、現像し、プリントすることができる。40~50年前と変わらずに、ゲイリー・ウィノグランドやブルース・デビッドソンといった巨匠の真似事を ...
REVIEW:RED FLOWER, THE WOMEN OF OKINAWA / 赤花 アカバナー、沖縄の女 by Mika Kobayashi(Photo Critic / Guest Researcher, National Museum of Modern Art, Tokyo)
原初的な強さをとらえた女性讃歌
Text:Mika Kobayashi(Photo Critic / Guest Researcher, National Museum of Modern Art, Tokyo)
テキスト:小林 美香(写真研究者 / 東京国立近代美術館客員研究員)
『赤花 アカバナー、沖縄の女』は、石川真生(1953~)が1975年から77年にかけてコザ市(現在の沖縄市)と金武町の黒人米兵専用バーでホステスとして働きながら、仲間の女性たちや米兵を撮影した写真を纏めた、デビュー写真集『熱き日々 in キャンプハンセン!!』...
REVIEW:INCOMING by Yumi Goto(Co-founder, Reminders Photography Stronghold / Independent Curator)
見えない構造を視覚化する
Text:Yumi Goto(Co-founder, Reminders Photography Stronghold / Independent Curator)
テキスト:後藤 由美(Reminders Photography Stronghold 共同創設者 / インディペンデントキュレーター)
リチャード・モスという写真家のことを知ったのは彼の「Infra」が出始めた頃。いま、改めて彼のサイトで公開されている2004年頃からの作品とその変遷を見ていると、向き合ってきた対象について、いかにすれば最適な形でストーリーを伝えてみせることが出来るか苦心しながらキャリアを ...
REVIEW:SHASHIN(PHOTOGRAPH)by Ryuichi Kaneko(Photography Historian)
変わらないことの過激さ
Text:Ryuichi Kaneko(Photography Historian)
テキスト:金子隆一(写真史家)
築地仁の写真について、正確にいえば『写真像』(1984年刊)以後の写真について、必ずといってよいほど「都市」がキーワードになって語られてきている。これは『写真像』以後、築地が被写体として選んできたものが ...
REVIEW:DARK ROOMS by Yukihito Kono(Photographer)
Text:Yukihito Kono(Photographer)
テキスト:河野 幸人(写真家)
イギリス出身の写真家、ナイジェル・シャフランは、1980年代後半にヨーガン・テラーやコリーヌ・デイ、デイヴィット・シムズらとともにロンドンの『i-D』、『THE FACE』、『Dazed & Confused』誌などで活躍した写真家の一人である。現在ではファッションフォトグラファーというよりは、ギャラリーや美術館で展示を行う写真家として ...